レコーダーを通すとテレビが映らない原因
テレビだけを繋いでいた所に、DVDレコーダーやブルーレイレコーダーを繋いだら
なぜかテレビが映らなくなってしまう。そんな現象があります。
配線の接続は間違ってないと仮定しまして、なぜそのような事が起きるのか?
実は、レコーダーを間に通す事で、電波の損失が起こるのです。
現状のテレビの電波が、地デジが映るギリギリのラインであった場合に
この損失によってテレビが映らなくなってしまったり、
あるいはブロックノイズが発生したりする訳です。
この損失は、各メーカーや機器の種類によって多少違いがありますが、
レコーダーの中身を簡単に解説しますと、分配器が付いていると仮定。(実際にはちがいます)
2分配器がついていると、4dBの電波の損失が発生します。
レコーダーにアンテナからの入力を受けて、それをテレビに出力するという過程で、レコーダーに電波を渡し、テレビにも渡すという事を通常のレコーダーはする為です。
これがダブルチューナーになると、3分配になる訳です。3分配になると8dB損失します。
現状のテレビ端子の出力が60dBと仮定した場合、テレビのチューナーで正常に地デジを視聴できるレベルが55dBとします。
シングルチューナーのレコーダーを付けた場合、単純に60-4で56dBになります。
あと同軸ケーブルの長さによっても、電波は損失しますので、実際にテレビに入力される電波は54dBだとします。
こうなると、もうブロックノイズが発生してくるレベルになってしまいます。
ダブルチューナーの場合だとさらに-4dBなので、50dBとかになってしまう訳です。
アンテナ受信の場合だと天候にも左右されやすいので、
さらに変動幅が大きくなり、安定してテレビを見る事が出来なくなるという事です。
これを改善する為には、アンテナ元でブースターの出力を強くするか、
該当する部屋のテレビ端子から、すぐのアンテナ線ケーブルに簡易型のブースターを取付けして、電波を増幅してあげる必要があります。
ブースターを取付する際に、電波が逆に高すぎてもブロックノイズ等が発生するので、上げ幅が少ない物をチョイスするのをお勧めします。
原因と対策のまとめ
まず、レコーダーをテレビに接続するときには、アンテナケーブルをレコーダーに接続し、レコーダーを通じてテレビに信号を送る方法が一般的です。しかし、この場合、アンテナからの電波がレコーダーを通ることになります。そのため、アンテナの電波が弱い場合には、レコーダーを通すことで電波が更に弱くなって、テレビが映らなくなることがあります。
この場合には、以下のような対策が考えられます。
1.アンテナの位置を変える アンテナの位置を変えて、より強い電波を受信することができる場所に移動させることで、電波が弱くなる問題を解決することができます。
2.アンテナ増幅器を使う アンテナ増幅器を使うことで、アンテナからの電波を増幅し、より強い電波をレコーダーに送ることができます。この方法は、アンテナが屋内にある場合や、電波の受信が悪い場合に有効です。
3.別途アンテナを設置する レコーダーを通すことで電波が弱くなる場合には、別途アンテナを設置して、アンテナからの電波をレコーダーを経由せずに直接テレビに送ることもできます。
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