ブースターとは、電波の増幅器の事を指します。
一般的な家屋では、地デジを安定視聴するにあたって、ブースターが必要になります。
光回線で地デジを視聴する場合は、この限りではありません。
地デジが映らない時や、映りが安定しない時などにブースターを取付け、又は交換をする事で電波が安定します。
地上デジタル放送は、UHF帯域の周波数を使用しています。
地デジを導入する際に、ご家庭にあるブースターがUHF帯域に対応していない場合は、
ブースターの追加、または交換が必要になると思います。
具体的には、ブースターの対応帯域が470MHz~540MHz(地域によって多少異なります)の物を使用します。
UHFと書いてあれば問題ありません。
地デジ対応のブースター例
このブースターはTOSHIBAさんのTHC-77FB2というブースターです。
★対応周波数 70~770MHz
★標準利得 24~28dB(デシベル)
★定格出力 95dB(デシベル)
蓋を開けるとこんな感じです。
電源ケーブルが繋がってる白い部分がPS(電源部)になります。
地デジブースターは通常、分配器よりも手前に設置します。
(アンテナ元に取付けする事で分配器や配線での電波の損失を補います)
分配器の近くにAC100Vのコンセントがない場合は、この電源部は切り離して
分配器の電通ラインのテレビ端子につなぎます。
同軸ケーブルの接続はすべてF型コネクターが望ましいでしょう。
このコンセントやワンタッチプラブが抜けていると、家中すべてのテレビが映らなくなりますので注意!
上記はフレッツテレビなどを想定しての配線の為、1Fのリビングが電波元になっていますが、アンテナの場合はアンテナからすぐにオレンジ枠のブースターに接続する形になります。
ブースターの電源部をブースターの本体と勘違いしている方が結構多いです。
地デジブースターは、色々な種類がありますが、基本的な構造はほぼ同じです。
分配器の数や分配数が多くなると増幅レベルの大きなブースターが必要になります。
4分配~6分配程度なら30dB増幅のブースターで十分です。