雪が降るとテレビが突然映らなくなった、またはブロックノイズが出て見づらくなった——という経験はありませんか?
実は、降雪・積雪はアンテナ受信に大きな影響を与えます。地デジとBS・CSでは原因が異なり、それぞれ適切な対処法も違います。
この記事では、雪で地デジ・BSが映らなくなる仕組みと、自分でできる対処法・業者を呼ぶべきタイミングをアンテナ工事の現場経験をもとに解説します。
📌 この記事でわかること
- 雪で地デジが映らなくなる2つの原因
- BS・CSアンテナが雪の影響を受けやすい理由
- 自分でできる応急対処と、業者に頼むべき症状
- 雪対策として効果的なアンテナ選び・設置方法
雪で地デジが映らなくなる2つの原因
雪が原因で地デジが映らなくなる場合、主に次の2つが考えられます。
原因①:降雪による電波の減衰
雪や雨が降ると、テレビ塔・中継局から発信された電波が空中で吸収・散乱され、アンテナに届く電波が弱くなります(降雨・降雪減衰)。
アナログ放送のころは電波が弱くなっても「映りが悪くなる程度」で済んでいました。しかし地デジはデジタル信号(0と1)で処理されるため、受信レベルがしきい値を下回った瞬間に「映らない」状態になります。晴れているときは余裕で映っていたのに、雪の日だけ突然映らなくなるのはこのためです。
原因②:アンテナへの積雪による受信障害
降雪中や雪が止んだ後でも、アンテナに雪が積もっている間は受信障害が続くことがあります。とくに八木式アンテナ(魚の骨のような形)は雪が積もりやすい構造です。
また、屋外に設置したブースター・分配器に雪解け水が浸入すると、機器故障の原因になります。雪が完全に溶けた後でも映らない場合は、機器への浸水を疑う必要があります。
⚠️ 注意:屋根に上るのは絶対にやめてください
積雪時・雪解け後の屋根は非常に滑りやすく、転落事故の危険があります。アンテナの雪を取り除こうとして屋根に上るのは絶対にやめましょう。
自分でできる応急対処法
まずテレビのアンテナレベルを確認する
映らなくなったら、まずテレビのメニューからアンテナ受信レベル(信号レベル)を確認します。数値が極端に低い場合は電波不足、通常値なのに映らない場合はテレビ本体の問題が考えられます。
アンテナレベルの確認方法はメーカーによって異なります。詳しくはテレビのアンテナレベル確認方法【メーカー別手順】をご覧ください。
地上からアンテナの雪を振り落とす
屋根に上らず、地上からアンテナの雪を除去する方法があります。
- あらかじめアンテナのポールに長いロープを結んでおく
- 雪が積もったら地上からロープを引いてアンテナを軽く揺らす
- 揺らしすぎると向きがズレるため、小刻みにゆっくり行う
これは事前の準備が必要な方法ですが、雪の多い地域では有効な対策です。
ブースター・分配器の浸水を確認する
雪が溶けてからも映らない場合は、屋外の機器(ブースター・分配器・ケーブル接続部)に雪解け水が浸入している可能性があります。
- 屋外の接続部に水滴・錆・白い粉(錆の析出)がないか確認
- 同軸ケーブルの接続部が防水テープで保護されているか確認
- ブースターのランプ(電源表示)が点灯しているか確認
接続部の浸水が疑われる場合は、防水テープ(自己融着テープ)での補修を試みることができます。ただし高所作業になる場合は業者に依頼してください。
雪でBS・CSが映らない原因と対処法
BS・CS放送は衛星から電波を受信するため、地デジよりも雪の影響を受けやすい特徴があります。
BSが雪に弱い理由
BS・CSの電波は上空(静止衛星)から届くため、アンテナが空に向いている分だけ雪が積もりやすいです。また、BS・CSの電波は周波数が高い(12GHz帯)ため、降雪・厚い雲による減衰も地デジ(470〜710MHz帯)より大きくなります。
次のような症状は、BS・CSアンテナへの積雪や降雪減衰によるものである可能性が高いです。
- 雪が降っている・止んでも積もっている間だけBS/CSが映らない
- 厚い雲に覆われただけでブロックノイズが出る
- 地デジは問題なくBS/CSだけ映らない
雪が止んでも映らないときは「アンテナのズレ」を疑う
積雪の重みでBS・CSアンテナの向きがわずかにズレると、衛星の方向から外れて映らなくなります。衛星アンテナは向きの許容誤差が非常に小さいため、数度のズレでも受信できなくなることがあります。
また、同軸ケーブルの接続部に雪解け水が入ると、BS・CSアンテナへの電源供給(DC電流)がショートして映らなくなるケースもあります。
BS/CS が映らないときの確認フロー
根本的な雪対策:アンテナの見直し
薄型(平面)アンテナへの交換
雪の多い地域では、従来の八木式アンテナから薄型の平面アンテナ(フラット型アンテナ)への交換が有効な対策です。薄型アンテナは雪が積もる面積が小さく、積雪による受信障害が起きにくい特徴があります。
壁面や軒下に設置できるタイプを選ぶと、積雪をさらに防ぎやすくなります。2階建て住宅であれば、2階の軒下への設置が特に効果的です。
受信レベルに余裕を持たせる
晴天時のアンテナ受信レベルが「ギリギリOK」の状態では、雪の日に一気に映らなくなります。晴天時に十分な受信レベルの余裕(目安:規定値より10〜15dB程度の余裕)を確保しておくことが重要です。
⚠️ ブースターの入れすぎに注意
電波を強くしようとブースターを追加しすぎると、過入力で逆に映らなくなることがあります。受信レベルの調整は電波測定器を使える専門業者に依頼するのが確実です。
光回線でテレビを視聴する(根本解決)
アンテナを使わず、光回線経由でテレビ(地デジ・BS)を視聴する方法もあります。この方法であれば天候に左右されることなく安定してテレビを視聴できます。
フレッツ光やひかりTVなどのサービスがこれに対応しています。ただし月額費用が発生するため、毎年雪でテレビが映らなくて困っている方や、インターネット回線も検討している方に向いています。
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業者に依頼すべき症状チェック
次に当てはまる場合は、自力での対処が難しいため専門業者への依頼をおすすめします。
- ☑ 雪が完全に溶けた後も地デジ・BSが映らない
- ☑ 屋外のブースター・分配器・ケーブル接続部に水の浸入跡がある
- ☑ BSアンテナの向きがずれているように見える(屋根上)
- ☑ アンテナが傾いている・ポールが曲がっているように見える
- ☑ 晴れた日でも受信レベルが低く、毎年雪のたびに映らなくなる
高所での作業・電波測定・機器交換を伴う作業は、専門業者に依頼するのが安全です。まずは地元のアンテナ工事業者か、家電量販店の工事サービスに相談してみてください。
よくある質問(FAQ)



コメント
初めま手のお尋ねです。ケーブルテレビを受診してじますが、ある時突然テレビ画面にE202のerrorがでました。何回かエラー表示が出たのでその都度ケーブルTV局でそれなりの処置をして貰いました。三回程診てもらった時、理由がわからず、昭和53年ごろに建設した家の配線は線そのものの質が悪い場合があると説明がありました。色々とチエックしてもらったり、電波が弱いのでブースター?も無料で取付けて頂きました。
その後二週間ほどした後、やはりE202のエラーがでました。そのまま放って置けば不定期に回復することがあるので我慢しながらTVを観ていますが、天候にも関係しているようにも思える事があり、配線の質云々では無いように思っています。
天候は、雨が降っている時とか、厚い雲の日次とか、気圧に関係しているとか現象が起きやすいのではと感じたりしています。翌日にカラッと晴れた日などは昼頃になってエラーが消えます。
長くなりましたが、何か心当たりがありましたらよろしくお願い申し上げます。
こじま様
その頃に使用されていたケーブルはアナログ放送にしか対応していません。
地デジの電波も通りますが、著しく電波が低下するのでケーブルの問題はあると思います。
とりあえず分配器から仮に新規配線してテレビに接続してみて様子をみる形が良いと思います。
ケーブルテレビの業者さんと相談することをおすすめします。