BS・CSデジタル放送が映らない、受信出来ない等のトラブルにはいくつかの原因があります。
BS・CSアンテナを新設した場合はDC15Vの電源をアンテナに送ってないと映りません。
ブースターが付いている場合は、ブースターからアンテナに電源を送ってあげます。
ブースターがない場合は、テレビからアンテナに電源を送ります。(テレビがBS・CS対応であればメニューに有り)
BSブースターがない場合、天候等によっての電波の高低に影響を受けやすくなります。
家中すべての部屋にBSの電波を送りたい場合は、UHF(地デジの電波)と混合させて
電波を増幅させるやり方が一般的です。
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こちらは、BSと地デジを混合させる事が出来るBS混合ブースターです。
下記の画像は一般的なBS混合のやり方の配線図です。
出力の先には分配器がきます。
一つの部屋でのみ単独でBSを視聴する場合は、ほとんどブースターは不要かと思いますが、
まれに必要なケースもあると思います。
BS混合ブースターなしで、一つのテレビに単独配線してくる場合、
BSアンテナに電気(DC15V)を送ってあげてください。
レコーダーもしくはテレビにBS・CSチューナーが付いていれば
テレビやレコーダーの本体から配線を伝ってBSアンテナに電気を送る事が出来ます。
また、戸建てでBS混合ブースターを使っている場合や、マンションやアパートで建物自体にBSアンテナがある場合(個別に設置してないケース)では、
レコーダーやテレビの「BS・CSアンテナ電源の設定」はAUTOまたはOFFにして下さい。
そうしないと「アンテナ線がショートしています」などのメッセージが画面表示される事があります。
表示が出て困っている方は、BS・CSアンテナ電源設定をOFFにして、一度テレビやレコーダーの電源を再起動させてみて下さい。
その他にBSが映らなくなる原因には同軸ケーブルの折損や接続不良等があります。
その辺の基本的な原因は地デジと変わりありませんので
地デジが映らない原因と対策をご参照下さい。
BSアンテナの角度の微調整
BSアンテナは細かい角度の調整で全く映らなくなります。
台風の後に映らなくなったという場合は、アンテナの角度がずれた可能性もあります。
角度調整は2人で行い、1人がアンテナの角度調整をし、もう1人がテレビのメニューから電波レベルを確認しながらやるといいでしょう。
ブースター故障
BSを地デジと混合させてる場合は、BS混合ブースターを付けてあると思います。
このBS混合ブースターのスイッチにもDC15Vをアンテナに送る機能がありますので、ここもチェックポイントです。
あとは単純にブースターが故障してしまったケースもあります。
その他
・そもそもBSデジタルを受信出来るチューナーがない。(テレビやレコーダーに内臓されてない)
・NHKのBS102は2011年の4月1日よりチャンネルがなくなりました。
102を選局すると101に強制的に切替わる場合もあります。
BSの安定視聴におすすめ
NTTのフレッツテレビなら地デジもBSも安定して視聴する事が出来ます。
CS・スカパーが映らない
CS・スカパーも基本的にはBSと同じです。
アンテナが古い物を使っていたりすると、BSしか映らなかったり、CSの高周波数域に対応していなかったりします。
BSもCSも両方視聴したい場合は、BS/110°CSデジタル対応の物をつければ間違いありません。
テレビ1台のみに直接つなげる場合には、BS同様にテレビやレコーダーからDC15Vの電気をアンテナに送ってあげてください。
複数台のテレビで視聴したい場合は、家の分配器の手前に地デジ/BS/CS対応ブースターが必要です。
家の中のアンテナ線(同軸ケーブル)が古い物だと、電波の減衰が大きく映らないチャンネルがでたり、ブロックノイズが発生することがあります。
BS、CSが映らない場合のポイントは
- アンテナの角度
- DC 15vの電源供給
BS・CSが映らない原因のまとめ
【原因】
- 放送波の届かない地域に住んでいる
- 放送アンテナの向きがずれている
- 受信機器の故障
- ブースター不良
- 雷や停電などの自然災害が原因で機器が故障
【対策】
- 地域の放送波の状況を確認し、BS・CS放送が届く地域であるかどうかを確認する。
- 放送アンテナの向きを調整する。
- 受信機器を点検し、故障している場合は修理または交換する。
- ブースターが必要な場合は、適切なブースターを購入し、設置する。
- 自然災害に備えて、電源や機器を適切に管理する。
BS・CS放送は、高画質で多彩な番組を楽しめるメディアです。以上のような原因によって映らない場合は、上記の対策を行って、快適に視聴できるようにしましょう。