自然災害の一つである台風の影響によって地デジが映らなくなる事があります。
風による影響と雨による影響がありますので、それぞれ見てみます。
強風による地デジやBSへの影響
まず、アンテナ受信の場合、強風によってアンテナが移動して、電波を正常に受信出来ない角度になってしまった場合は、弱い電波しか受信出来ない状態になり、ブロックノイズの発生や、エラー画面(E202)が発生します。
他には、ブースターや分配器が屋外にある場合、強風によって接続コネクターが緩んでしまったり
ブースター本体のフタが開いてしまって、そこから雨水が浸入したりします。
また同軸ケーブルが、屋外に露出で配線されている部分が強風の影響で動いてしまい
ケーブルが傷ついて内部に水が浸水したり、ケーブルが折損することもあります。
ケーブルが動く事によって分配器やブースターなどの接続部分が緩む事もあります。
BSの場合も同様にアンテナの角度の問題もありますが、悪天候の場合は衛星電波の受信そのものが弱くなりがちなので、天候の回復を待ってから判断した方がいいでしょう。
雨による地デジへの影響
雨による影響は、台風時に限らないのですが、上記でご説明したように
ブースターや分配器が屋外にあるケースでは、経年劣化によって序所に雨水が内部に浸水するケースもある。
しかし、台風時の強風では雨水が上からではなく、横からも吹き付ける為、思わぬ機械的なトラブルが発生する事もあります。
特に古いタイプの分配器では防水性能が甘いので、簡単に水が内部に浸水してしまいます。
水が入ると地デジが映らなくなってくる場合があります、この場合数日おくと水が乾いて蒸発する為
自然に復旧する事もありますが、確実に内部の腐食は進行していきます。
BSやCSなどの衛星放送の場合は、厚い雲が出ている天気では電波は低下する事が多く、
特にブースターが付いてない場合は、映らなくなってしまう事もあります。
地震による地デジやBSへの影響
地震による地デジやBSへの影響は、大規模な地震発生前に電波障害が起こる事があると言われていますが、確かな情報ではないという事と、電波障害が発生したとしても一時的な事なので様子をみましょう。
比較的大きな地震発生後に、地デジやBSが映らなくなってしまったという場合には、以下を確認してみて下さい。
・アンテナの向き
・テレビ配線の折れや曲がり(接続部分も含む)
・集合住宅の場合は共用電源のブレーカーが落ちた場合、ブースターに電気が供給されず停波します。
雨や台風時に地デジが映らないまとめ
台風時には様々な障害が発生する可能性があります。
CATVや光テレビに加入していてもそれは例外ではありませんが、アンテナがない分の安心感は高いです。
それにネットやテレビに障害が発生したら電話一本で駆けつけてくれるので、自分でどうしようかと悩む必要がなくなります。
屋根の上にあがったり等、自分でなんとかしようとするのは危険ですので、絶対に止めましょう。
必ず各専門業者さんに依頼して下さい。
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