子供部屋や書斎等でテレビを見たいけど、部屋にテレビ端子(アンテナ線)がない場合に、テレビを視聴出来る方法をご紹介します。
同軸ケーブルを引いてくる
これは最もスタンダードなやり方ですが、隣の部屋などのテレビ端子やアンテナ線がある部屋から
同軸ケーブルを引いてきて視聴する方法です。
テレビ端子がある部屋に宅内用2分配器を取り付けし、そこからテレビ端子のない部屋までケーブルを引いてきます。
2分配器やケーブルや接続コネクタは、ホームセンターにも売っていますし、amazonなどのネット通販からでも購入できます。
ケーブルは5C-FBを使って下さい。3Cや4Cのケーブルでは電波の減衰が大きくなり、地デジが映らなくなる可能性もあります。
コネクタの作り方に関しては、F型コネクタの作り方をご参照ください。
ただこの方法だと当然ケーブルが露出した状態になりますので見た目の問題は残ります。
ご紹介する中では、もっとも安く出来る方法ではあります。
ロケーションフリーを使う
「ロケーションフリー」は無線LANやネット回線を使ってテレビ電波を送信出来る製品です。
ロケーションフリーベースステーション Slingbox PRO-HD
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ロケーションフリーの接続図
図のように、リビング側のレコーダー・テレビ・送信機を接続して、子供部屋で受信機とテレビを接続します。
※ロケフリの接続方法は機器によって異なる場合があります。
このように接続すると、リビングではテレビのチューナーを利用してテレビを視聴できて、
子供部屋のテレビはレコーダのチューナーを利用してテレビ番組を視聴するため、同時に別々の番組を見る事が出来ます。
レコーダがデジタル放送に対応していれば、子供部屋のテレビがアナログテレビであっても
地デジを視聴出来る様になります。(地デジチューナーの役割を果たす為)
リビングで利用しているテレビとレコーダをHDMIケーブルで接続する場合、レコーダからHDMI端子(テレビへ)と
D4端子などのアナログ端子(ロケフリへ)で同時に映像が出力できる必要があります。
子供部屋のテレビはリビングのレコーダーのチューナを利用しているため、
リビングでレコーダーを使用している時は子供部屋でテレビを見られなくなります。
また当たり前ですが、リビングでDVDビデオを見ている時に、子供部屋で異なるDVDビデオを見ることもできません。
テレビ端子(アンテナ線)の無い部屋で、テレビを見る方法としましては、色々と制約はありますが、ロケーションフリーがスマートで便利だと思います。
※ある程度のテレビとネットの知識が必要です。
ロケーションフリーベースステーション Slingbox PRO-HDを見てみる
wi-fiテレビチューナーを使う
ネット環境があり、無線LANを使用する事が出来ればワイヤレステレビチューナー「wi-fiテレビチューナー」を使って見る事も可能です。
ピクセラ サイトエアボックスWindows/Mac/iPhone/iPad/Android/Kindle Fire対応 ワイヤレステレビチューナー (地上 BS 110度CSデジタル放送対応)
本製品をお使いの無線LANルーターに接続し、画面の指示にしたがって簡単な設定をするだけで、すぐにテレビを楽しめます。
パソコンでもスマホでも:Windows・Android™・iPhone/iPadなどさまざまな端末で見られます。
フリック操作でチャンネルや放送波を切り換えられるなど、スマートフォンらしい操作ができるように設計しました。
テレビを見ながらインターネットができる「ながら見」機能を搭載。
録画機能:視聴中の番組の録画はもちろん、日時指定や番組表から録画予約ができます。繰り返し予約にも対応しています。
番組表:レイアウトなど見やすさにこだわり、各OSごとに最適化された番組表です。
地デジ・BS/CSチューナー搭載です。(BS/CSの有料チャンネルはおそらく見れないと思います)
パソコン部屋に、テレビ端子がないという場合には、非常に便利なアイテムになります。
ただし同時に視聴できるのは1端末のみなので、家族みんなで使うには不満が残ります。
自分だけ使うのであればオススメです。
※ある程度のwi-fiに関する知識が必要です。
どこでもディーガでテレビを見る
録画機器を新しく購入するタイミングであれば、パナソニックのディーガをおすすめします。
この「どこでもディーガ」を使うと、外出先でも、スマホやタブレットでテレビを見ることができます。
しかも、複数の端末で同時に視聴できるので、すごく便利です。
※外出先は1台のみ
購入する方は、上のパナソニックのサイトに、設定方法の丁寧な説明がありますので、よく読んで確認してからにしましょう。