1Fでは地デジテレビが映らないのに2Fでは映る

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1Fでは地デジが映らないのに2Fでは映る

同じ家の1Fと2Fで地デジが映る、映らないがなぜ起きるのか?

こんな疑問を持たれてる方も多いかと思います。

以前にご紹介した、テレビ配線図で説明します。

テレビ配線図

上記の図で例えば1Fの和室のテレビで、地デジの特定のチャンネルだけ

映りが悪くなる症状がある場合(ブロックノイズや横線が出るなど)

考えられる原因は以下の物です。

チェックテレビ端子~テレビに接続されている同軸ケーブル(アンテナ線)の折損または、接続部分の緩みや接触不良

チェック分配器~テレビ端子までの同軸ケーブルの配線の劣化や損傷による電波のレベルダウン

チェック分配器の故障で一つの分配端子だけが電波のレベルダウン

上記の理由が考えられます。

テレビ端子からテレビまでの配線や接続部分の接触不良であれば自分で直す事も可能ですが、

分配器からテレビ端子までの配線不良だった場合は、専門の業者さん(電気屋さん等)に

相談して配線を張り替える必要があります。

配線の張替えは、現状分配器が屋外に付いていて、

配線も屋外から露出で配線されている状態なら、それを張り替えれば良いのですが、

分配器が室内で配線も室内の見えない部分で配線されている場合は、

分配器から一旦屋外に線を出して、露出でテレビ端子まで配線するしかありません。

最近の新築の家でも、施工不良により釘がテレビ配線に刺さっていて

その部屋だけテレビが映らないといった事もあります。

分配器の故障例

三階建ての家で2Fと1Fのテレビにブロックノイズが入り、チャンネルによっては全く映らないという事例です。

その家はCATV加入者で3Fのベランダに元になるブースターと分配器があります。

故障した分配器

上の写真の向かって左から、入力、出力1(電通ライン)、出力2、出力3となっている屋外用の3分配器です。

写真の物は交換後の新しい物です。

原因としては、出力1の端子だけが故障しており、1Fと2Fのテレビ電波が低下していました。

これを発見するのには少し時間が必要でした。

なぜなら、故障している出力1は電通ラインであり、出力1のケーブルを抜くとブースターに電気が供給されない為、出力1の端子で電波を測定するには3Fにいってる2本のケーブルのどちらかに電通ラインを変更する手間が必要だからです。

最初に出力2と出力3の電波は測定し、正常だったので「分配器は故障していないだろう」という判断をしてしまったので、解決するのに時間がかかってしまいました。

これで改めて確認したのが「分配器はすべての端子で電波を測定して確認するべき」という事です。

デジミク

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